台湾初の24時間営業書店「誠品敦南店」(台北市)が5月31日、最後の営業日を迎えた。1989年の開業以来、長らく親しまれてきた同店にはこの日、多くの人が別れを告げようと詰めかけた。作家や出版業界者らによる講演、屋外でのライブなど一連の「さよならイベント」は深夜まで続き、6月1日午前0時を迎えると、大勢の人に見守られながら閉店を告げるベルを鳴り響かせた。
▽同じ日に老舗「レオフーホテル」も閉業 創業48年
この日、1972年に創業した台北市内の老舗ホテル「レオフーホテル(六福客桟)」も閉業。再開発のため、今年末に営業を終える計画だったが、新型コロナウイルスの影響で稼働率が低迷。時期を早めての閉業となった。