日本時代の警察官舎、修復終わる 文化施設として活用へ/台湾・新竹

【観光】 2021/08/05 17:28 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
修復後の旧警察官舎を視察する林新竹市長=同市政府提供

修復後の旧警察官舎を視察する林新竹市長=同市政府提供

(新竹中央社)北部・新竹市にある日本統治時代に建設された警察官舎で1年余りに及んだ修復工事が終わり、同市の林智堅(りんちけん)市長が4日、同所を視察した。林市長は、外部に運営を委託する形で同所を文化施設とし、新竹の歴史や文化を伝える場として活用する考えを示した。

同市政府によると、この建物は新竹州警察局高等官舎として1917~21年ごろに建てられ、同市内に現存する高官宿舎としては最大の面積を誇る。戦後も警察局長の宿舎として利用され、2016年に市定古跡に登録された。

内部には居住空間として利用された畳敷きの和室のほか、客間の役割を持つフローリングの洋間があり、玄関には当時の警察局長のために備え付けられた銃器を納めるガンロッカーも残る。一部に玉砂利が敷き詰められた庭には樹齢100年を超えるとみられるアカギが植えられ、優雅な雰囲気が醸し出されている。

同市は古跡や歴史建築の登録を推進しており、現時点での登録数は65カ所に上る。市文化局は、今後も修復と再利用を進める方針。市民に歴史や文化、建物の特徴に対する理解を深めてもらいたいとしている。

(魯鋼駿/編集:齊藤啓介)