特急脱線事故の再発防止へ 台湾鉄道、安全強化7項目を推進中

【観光】 2021/07/10 13:32 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
脱線事故を起こした台鉄の特急タロコ号=資料写真

脱線事故を起こした台鉄の特急タロコ号=資料写真

(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)の特急タロコ号の脱線事故から3カ月余りが経過した10日、交通部(交通省)は報道資料を通じ、事故の再発を防ぐために台鉄に指示した7項目の安全強化措置について説明した。

タロコ号は4月2日、東部・花蓮県を走行していた際に線路脇の斜面から滑落してきた作業車と衝突して脱線。49人が死亡、200人余りが重軽傷を負う大惨事となった。当時斜面の上では、鉄道関連の工事が行われていた。

台鉄が取り組んでいる改善措置は、線路周辺における工事の見直し・工事施工者の再教育、線路への異物混入を防止するための防護柵の設置、無線型緊急通報装置の購入、各部門の横の連絡の強化など。このうち防護柵は、2022年までに線路脇の斜面25カ所に設置される予定で、特に事故発生リスクの高い4カ所ではすでに設置が終了しているという。

このほか、中長期的な目標として、安全管理システムの構築や顧問機関による第三者安全評価制度の導入なども挙げられている。

(余曉涵/編集:塚越西穂)