赤いハート形の「相思相愛の実」 コロナ禍で休館中の博物館彩る/台湾・台南

【観光】 2021/06/16 11:27 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ナンバンアカアズキの種子=台南市文化局提供

ナンバンアカアズキの種子=台南市文化局提供

(台南中央社)赤いハート形の外見から、台湾で「相思相愛の実」と呼ばれるナンバンアカアズキの種子がたわわに実り、新型コロナウイルスの国内感染拡大を受けて休館している台南山上花園水道博物館(南部・台南市)の敷地内を美しく彩っている。

日本統治時代に建設された水道施設跡をリノベーションした同館。ポンプ室やろ過施設、事務所などが残る「博物館エリア」やフラワーガーデンがある「花園エリア」、多様な樹木が生い茂る「密林エリア」などで構成されている。今回、休館中に広大な敷地内の樹木を総点検したところ、密林エリアにあるナンバンアカアズキが種子をつけているのが見つかった。

台南市政府文化局の葉澤山局長や台南コミュニティーカレッジの講師、蘇明志さんらによると、密林エリアは苗畑があった場所で、ナンバンアカアズキは1980年代に植樹された。現在、市内随所で見ることができるナンバンアカアズキの多くは、ここから繁殖したものだという。

台湾では先月中旬にコロナの警戒レベルが「第3級」に引き上げられた。実施予定は今月28日まで。同館は休館中、フェイスブックを通じて敷地内の様子を報告したり、展示物を紹介したりして利用者との交流を続けており、予定通り再開できたら、ぜひ「相思相愛の実」を見に来てほしいと呼び掛けている。

(楊思瑞/編集:塚越西穂)