日本統治時代築の台南駅、当時の併設ホテル復活へ 日本企業が入札参加か

【観光】 2021/01/16 15:25 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ホテルとレストランが併設されていた台南駅の2階=台鉄提供

ホテルとレストランが併設されていた台南駅の2階=台鉄提供

(台北中央社)日本統治時代に建設され、国定古跡に登録されている台湾鉄路管理局(台鉄)台南駅(台南市)で、駅舎を元の姿に修復する工事が進められている。当時2階に併設されていたホテルとレストランも復活させ、2022年のオープンを目指す。年内には運営事業者の入札が行われる見通しで、JR東日本など複数企業が興味を示しているという。

台鉄によると、同駅は1900(明治33)年に初代駅舎が落成。現在使用されているのは36(昭和11)年に改築された2階建ての2代目駅舎。2階は当時の台湾で唯一のステーションホテルで、皇族をもてなしたこともあったという。日本時代から戦後に至るまで、多くの官僚や実業家、外国の貴賓などが宿泊したが、時代の流れに押されてホテルは1960年代、レストランは80 年代に休業した。台鉄は、リニューアルされるホテルについて、部屋数は6部屋と小規模ながら、クオリティーの高いサービスを提供したいとしている。

同駅の修復計画は、台鉄が近年積極的に推進している鉄道資産再活用プロジェクトの一環として2015年に発案。同駅周辺では現在、3代目となる地下駅の建設を含む鉄道地下化工事が進められており、完成後は新旧駅舎が連絡する予定。

(汪淑芬/編集:塚越西穂)