台湾最古の農協が120周年 明治時代に設立 地元・三峡で祝賀イベント

【観光】 2020/10/17 17:56 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
茶葉が入った陶器の茶つぼに願い事を書いた紙を入れて封をする「封茶」の行事=同農会のフェイスブックページより

茶葉が入った陶器の茶つぼに願い事を書いた紙を入れて封をする「封茶」の行事=同農会のフェイスブックページより

(新北中央社)日本統治時代に設立された台湾最古の農協、新北市の「三峡区農会」が今年、設立120年を迎えた。市庁舎で16日に開かれた記者会見では、当時の人物や集落などを写した白黒写真が展示されたほか、農会のさらなる事業繁栄を願い、茶つぼの“タイムカプセル”を使って願を掛ける「封茶」の行事も行われた。

三峡一帯は気候や土壌が茶葉の栽培に適しており、緑豆の甘い香りがする緑茶「碧螺春」や、ウンカという虫に茶葉を噛ませて甘さと香りを出した「蜜香紅茶」などの生産が盛ん。同農会の林文良理事長によれば、同農会は、1900(明治33)年9月に前身となる「三角湧農会署弁事処」が設けられ、数度の組織改編を経て今もなお、地元の農家や農業に貢献し続けている。

封茶は、願い事を書いた紙を、茶葉が入った陶器の茶つぼに入れて封をし、一定の歳月が経った後に開けて楽しむもので、茶通の間で古くから親しまれてきたとされる。この日は、保存期間が長くなればなるほど味わいが増す微発酵茶「白茶」が使われた。開封は7年後になる予定。

同地では祝賀イベントが今月中旬から来月初旬まで続き、特産品の特売なども行われている。

(黄旭昇/編集:塚越西穂)