懐かしの「バスガール」、再現された往年の高級バスの風情伝える/台湾

【観光】 2020/09/15 15:11 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
復刻バス「金馬号」を背に笑顔の「新金馬小姐」=参山国家風景区管理処提供

復刻バス「金馬号」を背に笑顔の「新金馬小姐」=参山国家風景区管理処提供

(台中中央社)台湾の中央部を東西に結ぶ自動車道「中部横貫公路」をさっそうと走り抜けた台湾初の高級長距離路線バス「金馬号」をモデルにした復刻デザイン塗装バスに、期間限定で「バスガール」が乗務し、かつての金馬号の風情を伝える試みが12日に始まった。

金馬号は、台湾の公道を管轄する台湾省公路局(現公路総局)が1950年代から80年ごろまで導入していた大型バス。リクライニングシートや扇風機などを備えて乗り心地が良く、乗客に新聞や雑誌、お茶などを配り、車内アナウンスも務めるバスガールは「金馬小姐」と呼ばれて人気が高かった。

復刻バスは、交通部(交通省)観光局参山国家風景区管理処が、中部横貫公路全線開通60年を記念して、金馬号がかつて走った谷関-梨山(いずれも台中市)区間で今年5月に運行を開始。当時の姿をより完璧に再現しようと、嶺東科技大学(同市)と提携し、「新金馬小姐」の育成に当たってきた。曹忠猷副処長によると、同大に在籍する学生の中から選ばれた女性4人が新金馬小姐として、ガイドや立ち居振る舞いの研修、実習などに取り組んできた。

新金馬小姐の初出勤日となったこの日、バスが出発する谷関で記念セレモニーが行われた。曹氏は4人に観光親善大使の任命書を渡し、中部横貫公路の沿線で見られる豊かな自然や生態系、歴史などを乗客に紹介してほしいと期待を寄せた。

新金馬小姐が乗務するのは、原則として年末までの土日に運行される一部便。運行日は同処のウェブサイト(https://cutt.ly/OfPJsga)で確認できる。

(趙麗妍/編集:塚越西穂)