(屏東中央社)南部・屏東県の国立海洋生物博物館は近年、海洋生物の保護増殖に力を入れている。そのうちの一つ、目玉焼きのような外見から中国語で「荷包蛋水母」(目玉焼きクラゲ)と呼ばれるチチュウカイイボクラゲが水槽いっぱいに展示され、来館者の人気を集めている。
チチュウカイイボクラゲは、地中海やその近隣の温暖な海域に生息するクラゲ。同館の飼育員によれば、餌として昆虫やエビ・カニに近い節足動物の仲間、アルテミアを与えており、食後には“卵の黄身”の部分がオレンジ色になるという。
同館はこれまでにチチュウカイイボクラゲのほか、ペンギンやサメ、エイ、ミズクラゲなどの保護増殖に取り組み、成功させている。
(郭芷瑄/編集:塚越西穂)