八田技師夫妻の1枚も=古写真で台南六甲の歴史たどる 本出版へ/台湾

【社会】 2021/09/23 11:20 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
八田與一(はったよいち)技師と妻の外代樹(とよき)さんが写る写真=八田修一さん提供、六甲区公所

八田與一(はったよいち)技師と妻の外代樹(とよき)さんが写る写真=八田修一さん提供、六甲区公所

(台南中央社)南部・台南市六甲区公所(役所)が、同地の歴史や文化に関連する古写真を集めて本を出版するプロジェクトを進めている。市民などから寄せられた写真約350枚の中には、同市の烏山頭ダム建設など水利事業に尽力した八田與一(はったよいち)技師と妻の外代樹(とよき)さんが写る貴重な1枚も含まれている。

同区によると、六甲の郷土史を知ろうと、約2年前から古写真を募集し、出版の準備を進めてきた。現在は編集チームがレイアウトやデザインを詰めているという。

八田技師の写真は孫の修一さんが提供した。1928(昭和3)年に六甲の赤山龍湖巖前の広場で撮影されたもので、外代樹さんの背後には自動車が写り込むなど、当時の様子をうかがい知られる。

同区は、写真を通じて古い時代の生活の一端が垣間見られると説明。かつての六甲の風景を懐かしみ、地域の人々に自分が生まれ育った故郷への理解を深めてもらいたいとしている。

(楊思瑞/編集:齊藤啓介)