自主建造コルベット艦が就役 蔡総統、防衛強化に自信/台湾

【社会】 2021/09/09 19:56 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
コルベット艦「塔江艦」に乗艦し、ポーズを取る蔡総統

コルベット艦「塔江艦」に乗艦し、ポーズを取る蔡総統

(宜蘭中央社)台湾が自主建造した海軍初の沱江(だこう)級コルベット艦「塔江艦」の就役式と高速機雷敷設艇の引き渡し式が9日、北東部・宜蘭県の海軍蘇澳中正基地で行われた。式典に出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、塔江艦の就役は海軍の沿岸防衛任務において「鬼に金棒となることだろう」と自信を示した。

塔江艦は、コルベット艦「沱江」に改良を加えた量産型の1隻目。防空能力を備えた海軍初の小型艦となる。高速機雷敷設艇の引き渡しは2隻目。

塔江艦に乗艦した蔡総統は、メディアに手を振ったり、求めに応じて親指を立ててグッドサインのポーズを取ったりするなどして新造艦をアピールした。あいさつでは、1年足らずの間に塔江艦の戦闘試験評価と就役、2隻目の高速機雷敷設艇の引き渡しが予定通りに達成されたことを強調。「自主国防」への道でいかなる困難に見舞われても、一つずつ克服できることを証明したと述べた。

海軍司令部によると、塔江艦の乗組員は今年1月から艦内での任務を開始し、9カ月余りで装備の装着などを完了させたほか、厳格な訓練や装備の統合試験を終えた。塔江艦は海軍131艦隊に所属するという。

同部は塔江艦について、高い機動性と高速攻撃性能を持ち、新たに開発されたシステムや武器を多く搭載していると説明。国家中山科学研究院が研究開発した最新の対空ミサイル海剣2が装備された。対艦ミサイルの迎撃と防空性能の面で海軍の作戦のニーズを満たすとしている。

同部の資料によると、塔江艦は全長65メートル、全幅14.8メートル。満載排水量685トン、満載喫水3メートルで、最高速度は40ノット(時速約74.1キロ)。

(葉素萍/編集:齊藤啓介)