日本からのワクチン提供に返礼 台湾からマスク40万枚が日本に届く

【社会】 2021/06/23 12:53 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
日本メディアの取材を受ける王輝生さん(中央)=王さん提供

日本メディアの取材を受ける王輝生さん(中央)=王さん提供

(東京中央社)台湾から贈られたマスク40万枚が今月14日、大阪港に届いた。台湾から日本へのマスク寄贈を呼び掛けたのは滋賀県大津市で婦人科病院を営む台湾出身の医師、王輝生(日本名大田一博)さん。王さんは22日、中央社の電話取材に応じ、日本政府が台湾に新型コロナウイルスワクチン約124万回分を台湾に無償提供したことにお礼すべきだと考え、働き掛けを行ったと明らかにした。

王さんは先月末、日本政府が台湾へのワクチン提供を検討しているとの報道を目にし、台湾の医師でつくる団体「福和会」に、「日本からの恩にお返しすべきだ」と伝えた。今月9日、大手マスクメーカーの南六企業からマスクの提供があったとの通知が福和会からあり、マスクは同日、高雄港を出発した。

王さんは、台日の友情は長年にわたる積み重ねによって作られたものであり、両国は恩を知ってお返しをすることや助け合いを理解していると指摘する。ワクチンを載せた飛行機が台湾に向けて成田空港を出発する際、謝長廷(しゃちょうてい)駐日代表(大使に相当)が雨の中で深々と頭を下げる姿に、多くの台湾人が感動を覚えたと話した。

(楊明珠/編集:名切千絵)