台湾、高齢者への接種開始 各地で「宇美方式」採用 時間短縮実現

【社会】 2021/06/15 14:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾、高齢者への接種開始 各地で「宇美方式」採用=写真は6月15日、台北市で撮影

台湾、高齢者への接種開始 各地で「宇美方式」採用=写真は6月15日、台北市で撮影

(台北中央社)台湾では15日、高齢者への新型コロナワクチンの接種が始まった。台北や高雄など複数の県市の集団接種会場では、医師が巡回して接種を行う「宇美方式」を採用し、時間短縮を図っている。

「宇美方式」とは、福岡県宇美町が実施している集団接種の方式。会場内に設置した座席に被接種者を座らせ、その間を医師やスタッフが移動してワクチンを打っていく。時間短縮効果だけでなく、被接種者の会場内での移動が減るために高齢者への負担軽減も期待できる。

宇美方式を採用した台北市の国立台湾科学教育館の会場では、動線を7本に分けて高齢者を座らせ、予診と接種を実施。接種を担当した新光医院の洪子仁副院長によれば、開始から30分間で150人の接種が完了した。被接種者が接種を終えるまでにかかる時間は12 ~13分ほどだという。同院はこの日、午前中に700人、午後に200人余りの接種を行う予定。

宇美方式は、台北市や桃園市、台中市、嘉義県、高雄市の一部の接種会場で採用されている。

(陳婕翎、江慧珺/編集:名切千絵)