アストラ製ワクチン接種後に死亡 台湾では初めて 因果関係はまだ不明

【社会】 2021/06/11 19:05 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン

英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン

(台北中央社)中央感染症指揮センターは11日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡した台湾初のケースが報告されたと発表した。ワクチンとの関連性については、専門家による調査、分析が待たれるとしている。

同センターによると、死者は50代の男性。生前、脳卒中、肝硬変などを患っており、腹膜透析療法も受けていた。接種2日後にせきが出始め、その後食欲減退、倦怠感、首のこりなどの症状が相次いで現れ、6日後の10日に意識不明となった。救急搬送されたが、病院に到着する前に息を引き取った。PCR検査は陰性だった。

10日に副反応が疑われる重い症状が報告されたのは、死者を含む9人(アストラ製8人、モデルナ製1人)で、モデルナ製ワクチンで関連の症状が報告されたのは初めて。接種後30分ほどして頭や目の痛み、1時間後には呼吸困難、腹痛などを訴えて病院で手当てを受けたところ症状は落ち着いたという。

同センターの統計によれば、10日までにワクチンを接種した人は延べ78万2300人(アストラ製76万7160 人、モデルナ製1万5140人)。10日には延べ1万9282人(アストラ製7510人、モデルナ製1万1772人)が接種を終えている。

(江慧珺、張茗喧/編集:塚越西穂)