嫁入りのサイ、16時間の長旅経て日本に到着 動物外交に新たな歴史/台湾

【社会】 2021/06/10 12:43 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
長旅を経て東武動物公園に到着したシロサイのメス「アイマ」=六福旅遊集団提供

長旅を経て東武動物公園に到着したシロサイのメス「アイマ」=六福旅遊集団提供

(台北中央社)北部・新竹県のテーマパーク「六福村」のシロサイのメス「アイマ」(艾瑪)が10日までに、東武動物公園(埼玉県)に到着した。繁殖が目的。六福村を運営するレオフー・ツーリズム・グループ(六福旅遊集団)が10日、明らかにした。同グループは、台日の動物外交の歴史に新たな1ページが刻まれたと喜びを示した。

アイマは2015年12月生まれの5歳。レオフーグループと東武グループは昨年9月、アイマを東武動物公園に嫁がせると発表した。サイは行政院(内閣)農業委員会によって絶滅危惧種に指定されており、両グループは共同で繁殖に取り組む。

レオフーグループによると、アイマは8日に六福村を出発。航空直行便で日本に渡り、約16時間の長旅を経て東武動物公園に到着した。大型の絶滅危惧種が輸出されるのは台湾では初だという。

レオフーグループ傘下で動物保護に取り組む荘福基金会によれば、アイマは出発前日は離れがたい様子で、不安そうに歩き回っていたという。飼育員はアイマが好きな泥を塗ってあげ、リラックスさせようと努めた。また、血液検査や身体検査も行い、健康状態に問題がないことを確認した。輸送中、おだやかな性格のアイマは落ち着いていて、リラックスして寝てしまうほどだった。日本到着後は好奇心旺盛で絶えずあちこちを見て新たな住まいを確認し、自ら獣舎の中に入ったという。

(余曉涵/編集:名切千絵)