【独自】台湾で開発のコロナ向け漢方薬 早ければ今週にも使用可能に

【社会】 2021/05/18 13:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾で開発した新型コロナウイルス向けの漢方薬「清冠一号」

台湾で開発した新型コロナウイルス向けの漢方薬「清冠一号」

(台北中央社)台湾で開発した新型コロナウイルス向けの漢方薬「清冠一号」について、早ければ今週中にも臨時薬品許可証が承認される見通しであることが18 日、中央社の取材で分かった。衛生福利部の石崇良次長が明らかにした。同部はすでに緊急使用許可に同意し、製薬会社2社が許可証を申請している。

清冠一号は衛生福利部(保健省)国家中医薬研究所と臨床中医師が共同開発。重症急性呼吸器症候群(SARS)の治療経験から10種類の漢方薬材を配合した。新型コロナの感染が中国で広がり始めた直後から開発に着手し、台湾内の4カ所の病院での臨床試験を経て、昨年5月に治療の初歩的成果を公表していた。

臨床試験では、多くの被験者に発熱症状の緩和や心拍、血圧の安定がみられ、8~10日後に3度のウイルス検査結果が陰性となった。また、重症化を防ぎ、治癒の速度を加速させることなども分かった。

中華民国中医師公会全国聯合会の柯富揚理事長によれば、すでに欧州や米国などには輸出されているが、国内では新薬の審査が厳しく、許可証の承認が下りない状況が続いていたという。

(江慧珺、張茗喧/編集:名切千絵)