警戒レベル引き上げ後初の平日 台北MRTの利用客4割減/台湾

【社会】 2021/05/17 18:18 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台北メトロの忠孝復興駅

台北メトロの忠孝復興駅

(台北中央社)台北市と新北市に対する新型コロナウイルス警戒レベルが「第3級」に引き上げられて初の平日となった17日、台北メトロ(MRT)の利用者は大きく減少した。通勤時間帯の午前6時から同9時までの利用者数は10日の同時間帯に比べて約43%少ない延べ25万人だった。同社が明らかにした。

警戒レベルが引き上げられる前の10日の同時間帯の利用者数は延べ44万人だった。主要駅の忠孝復興駅では17日朝、プラットホームで列車を待つ人の行列は見られなかった。

台北市や新北市では、公共交通機関の利用をやめ、自家用車やバイクでの通勤に切り替える人もいた。

台北市大同区在住の男性は普段はメトロを使っているものの、17日から自家用車通勤に変えた。公共交通機関の場合は密閉空間で、椅子や手すりがすぐに消毒されるわけではないことを考慮すると、車での通勤は少なくとも接触を避けられるとの考えを示した。

普段は台北市南港区からメトロで内湖区の職場まで通っているという女性は、メトロは人混みにさらされることが避けられないため、バイクでの通勤に切り替えることにしたと話した。

台北と新北を結ぶ主要幹線道路の台北橋や重陽橋などでは17日午前、目立った混雑は見られず、おおむねスムーズに流れていた。台北橋の新北側入口に立つ交通誘導員は、この日の交通量は通常より明らかに少ないと話し、在宅勤務になった人が多いからではないかと指摘した。

(沈佩瑤、陳怡璇/編集:名切千絵)