北部2市で感染拡大 台北は陰圧病床逼迫 新北も病院での簡易検査開始へ/台湾

【社会】 2021/05/16 18:47 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
北部2市で感染拡大 台北は陰圧病床逼迫 新北も病院での簡易検査開始へ

北部2市で感染拡大 台北は陰圧病床逼迫 新北も病院での簡易検査開始へ

(台北、新北中央社)台北と新北の北部2市で新型コロナウイルスの感染が拡大している。中央感染症指揮センターは16日、台北内の陰圧機能がある病床は残り51床となり逼迫(ひっぱく)していると明らかにした。新北では市内で最も多くの感染者が出た板橋区の病院で簡易検査の受け付けを開始する方針が示された。

「茶芸館」と呼ばれる接待を伴う飲食店でのクラスターが発生した台北では14日、市内4カ所で簡易検査の受け付けを始め、茶芸館の職員や客、茶芸館が多く集まる万華エリアに出入りし、感染が疑われる症状が見られた人などに検査を受けるよう呼び掛けた。国内の感染者は15日に180人、16日には206人に上り、台北と新北に居住する人が多数を占めた。

中央感染症指揮センターは16日の記者会見で、台北の陰圧機能がある病床が逼迫しているとした上で、軽症者には自宅で待機し、保健当局からの連絡を待つよう求めた。

会見に出席した石崇良・衛生福利部(保健省)常務次長は、台北と新北の2市では、コロナ患者を専門に受け付ける病院を指定する準備が整っていると説明。台北では2カ所指定する計画だという。

新北市の侯友宜市長は16日、過去6日間に検査を受けた市民の陽性率が3.67%に上っていると明らかにした。感染者が最も多かった板橋区に位置する新北市立聯合医院板橋院区で17日から簡易検査を受け付けるとも発表。また、市内の病院に収容する軽症者や無症状者を集中検疫所に移送し、病床の確保を図るとした。

(陳婕翎、張茗喧、張雄風、王鴻國、沈佩瑤/編集:楊千慧)