宜蘭、新北のクラスター、中華航空・ホテル関係感染者と関連、英国株/台湾

【社会】 2021/05/13 13:11 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
従業員らの新型コロナウイルス感染が確認され消毒作業が行われる台北市万華の飲食店

従業員らの新型コロナウイルス感染が確認され消毒作業が行われる台北市万華の飲食店

(台北中央社)中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は13日、北東部・宜蘭と北部・新北市蘆洲で発生した新型コロナウイルスのクラスターについて、ウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析の結果から、チャイナエアライン(中華航空)・検疫用ホテル関係の感染事例と関連性がある可能性を示した。また、石崇良・衛生福利部(保健省)次長は、感染源不明の台北市万華の飲食店の感染者について、蘆洲のクラスターの一人が店を訪問し、感染者を含む従業員と接触していたことを明らかにした。

台湾では11、12日の2日間で計22人の国内感染者が確認された。このうち8人が宜蘭のクラスター、11人が蘆洲のクラスター。このほか、北部・基隆の50代女性と万華の接待を伴う飲食店に勤務する50~60代の女性2人の感染も確認されている。基隆と万華の3人については疫学調査を進めている。

陳氏は13日午前、報道陣の取材に対し、宜蘭、蘆洲の2つのクラスターから採取したウイルスのゲノム塩基配列が中華航空・検疫用ホテル関連のものと一致していたと説明。一方で、共通する接触者はまだ見つかっていないと明らかにした。

立法院(国会)社会福祉・衛生環境委員会に出席した石氏は答弁で、宜蘭、蘆洲の2つのクラスターのウイルスのゲノム配列は、中華航空・検疫用ホテル関連の感染者が主に感染した英国変異株と完全に一致したと説明し、同一の感染連鎖である可能性を排除しないと述べた。

また、万華の感染者についてはゲノム解析を進めている段階だとし、蘆洲のクラスターとの関連性は現時点では確認できないと補足した。

(張茗喧/編集:名切千絵)