アストラゼネカ製ワクチン、台湾は接種継続「利益がリスク上回る」

【社会】 2021/04/08 19:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
アストラゼネカ製ワクチン、台湾は接種継続「利益がリスク上回る」

アストラゼネカ製ワクチン、台湾は接種継続「利益がリスク上回る」

(台北中央社)接種者の一部に血栓の症状が報告されている英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、衛生福利部(保健省)は8日、「利益がリスクを上回る」との見解から、一部例外を除き、接種を継続する方針を明らかにした。

先月22日から新型コロナ患者の治療などに当たる医療従事者を最優先としてアストラ製ワクチンの接種を始めた台湾。同部は、欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)が今月7日の記者会見で、血栓は「副反応のリストに加えられるべき」との認識を示したのを受け、緊急会議を招集していた。

例外とされたのは、経口避妊薬を服用している女性やホルモン療法を受けている人など。薬の服用中止後28日以上経過してから接種を受けるべきとの提言がなされた。

台湾で今月7日までに接種されたワクチンは累計2 万75回。コロナ対策を担う中央感染症指揮センターによれば、7日には、20代の男性が、ワクチン接種の5日後、四肢などにあざのような斑点を発症したとの報告があった。血栓とは認定されなかったが、重い副反応とみられる症状が出た台湾初のケースとなった。

(張茗喧/編集:塚越西穂)