北部海岸に漂着の豚死骸、アフリカ豚コレラ検出 台湾本島で初

【社会】 2021/04/06 15:23 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
農業委員会の陳主任委員

農業委員会の陳主任委員

(台北中央社)北部・新北市万里区の海岸で4日、漂着した豚の死骸が見つかった。豚の死骸からは家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」のウイルスが台湾本島で初めて検出された。行政院(内閣)農業委員会が6日に発表した。周辺では養豚場の検査が進められている。

同委員会は6日、臨時記者会見を開いた。陳吉仲主任委員(閣僚)によれば、周辺の養豚場11カ所を立ち入り検査。うち4カ所が陰性だった。残りの結果は6 日中に公表される見通し。

黄金城・副主任委員は、周辺の養豚場の検査結果が全て陰性だった場合、豚の死骸の出どころが中国である可能性を指摘した。国内の養豚農家が捨てた死骸が流れ着いた可能性にも言及しつつ、中国から漂着したと考えられるのは、桃園市や新北市で飼育されているのが主に黒豚なのに対し、海岸で発見されたのは白豚だったためだと説明。ただ断定するには、ウイルス遺伝子が中国のものと一致するか調べてみる必要があるとした。

一方で陳主任委員は、国内で感染が広がれば深刻な事態となると警戒する姿勢を示し、水際対策や産業全体での防疫を徹底的に行うと述べた。

(楊淑閔/編集:楊千慧)