東部・花蓮県で台湾鉄路管理局(台鉄)の特急タロコ号が脱線した事故で、台湾花蓮地方法院(地裁)は4日、列車に衝突した作業車の運転手の勾留を認めた。過失致死の疑いが強く、証拠隠滅や口裏合わせなどの恐れがあるためだとしている。運転手は3日に50万台湾元(約194万円)で保釈されていたが、花蓮地検が決定を不服として抗告。台湾高等法院(高裁)花蓮分院が4日午後、保釈の取り消しを決めた。運転手は勾留される前、自宅前で「深く後悔し、最も深い謝罪の意を表明する」と声明を読み上げ、「検察や警察の捜査に必ず協力する」と述べた。