台湾、SDGs関連の国際賞受賞 唐鳳氏が授賞式でコメント

【社会】 2021/03/26 16:35 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
唐鳳(オードリー・タン)氏=資料写真

唐鳳(オードリー・タン)氏=資料写真

(ブリュッセル中央社)持続可能な開発目標(SDGs)の実現に取り組む政府や民間団体、企業、個人に授与される「Catalyst 2030アワード」で、台湾が「政府賞」を受賞した。25日に開催されたオンライン授賞式には、唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員(無任所大臣に相当)が出席し、社会変革に向けた台湾の試みを紹介した。

同アワードを主催したのは、スイスで毎年開催される世界経済フォーラムの年次総会で昨年1月に設立が決まった非営利組織「Catalyst 2030」(本部・オランダ)。斬新なアイデアによる社会変革の推進とSDGsの実現を目標に掲げており、世界の政府機関、企業、学術機関500団体余りが参加している。

同団体によれば、政府賞には29カ国・地域がノミネートされ、最終選考に残ったのは9カ国・地域。台湾は、政府が社会的企業と結び付き、革新的な方法で課題に対処しているところが審査員に評価されたという。台湾のほかにも、フィンランド(持続可能な発展に関する国家委員会)、パラグアイ政府、マラウイ(保健省)が選出された。

唐氏は、台湾は民主主義や言論の自由などの核心的価値を大切にしたからこそ社会革新につながる新たな環境づくりができたと紹介。また、ITエンジニアらが公共政策や政府のイノベーションなどについて知恵を出し合う、毎年恒例のハッカソンイベントにも言及。この取り組みが新型コロナウイルス対策の上で役立ったほか、デマやフェイクニュースの撃退にも貢献していると指摘した。

(唐佩君/編集:塚越西穂)