ワクチン接種後の健康状態をSNSで追跡 運用始まる/台湾

【社会】 2021/03/23 12:19 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
疾病管制署のユーチューブチャンネルから

疾病管制署のユーチューブチャンネルから

(台北中央社)中央感染症指揮センターは22日、新型コロナウイルスワクチン接種後の健康状態を追跡するシステムの運用を開始したと発表した。無料通信アプリ「LINE」を利用した衛生福利部(保健省)疾病管制署の公式アカウント「疾管家」に新機能として追加された。次回の接種日や健康状態の報告日を登録者に通知するほか、ワクチンに関する情報などを紹介する。接種者の健康状態の把握をしやすくする狙いがある。

台湾では同日、医療従事者を優先対象に、アストラゼネカ製ワクチンの接種が始まった。

システムの名称は「Taiwan V-Watch」。台湾のスマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)のスマート医療部門「DeepQ」がシステムの導入に協力した。接種後のシステムへの登録は任意。利用者は接種後に個人情報や接種したワクチンの情報などを登録すれば、健康状態の報告が必要な日などをシステムを通じて知らせてもらえる。簡単なアンケートで健康状態を報告すると、状況に応じて適切なアドバイスを受けることができる。HTCによれば、接種後1年半にわたり健康状態を追跡可能だという。

HTCは2017年に疾病管制署と連携し、「疾管家」を立ち上げた。疾管家の登録者数は約220万人に上る。新型コロナウイルスへの対応では、在宅検疫者を対象に自動応答で健康状態の報告を受け付けるチャットボットの導入にも協力している。

(陳偉婷/編集:名切千絵)