五輪向け準備 アスリートら、ワクチン優先接種可能に/台湾

【社会】 2021/03/16 11:25 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
アストラゼネカ製ワクチン=食品薬物管理署提供

アストラゼネカ製ワクチン=食品薬物管理署提供

(台北中央社)新型コロナウイルス対策を担う中央感染症指揮センターの陳宗彦・副指揮官は15日、アスリートをワクチン優先接種の対象に加える方針を明らかにした。選手たちが今夏に控える東京オリンピック(五輪)・パラリンピックへの出場資格獲得を目指して国際大会に出場するため、海外へ行く機会が多いことに触れ、安心して戦ってもらいたいとの考えを示した。

陳氏はこの日、教育部体育署(スポーツ庁に相当)の関係者と共に南部・高雄市国家運動訓練センターを訪れ、ワクチンの接種について説明を行った。優先接種の対象にはアスリートのほか、指導者や医療スタッフなど選手に関わる人々も含むとしている。

▽アストラゼネカ製、接種不可の対象を発表

台湾には今月3日、英アストラゼネカなどが開発したワクチンが到着。接種開始に向け準備が進められているが、接種を見合わせる国が出ていることから同センターの判断に注目が集まっている。

荘人祥報道官は14日、接種後に血栓ができる事例について、欧州連合(EU)当局がワクチンとの関係は証明されていないとの見解を示していることに言及。台湾は観察を続けるとした。

15日の会見では、アストラゼネカ製ワクチンの接種不可の対象を公表。ワクチンの成分にアレルギーを持つ人▽1回目の接種後に急性のアレルギー反応を示した人▽18歳以下――が接種不可とした。このほか、急性の重大な疾病を患っており発熱の症状がある人なども接種しないよう呼び掛けた。

(陳偉婷/編集:楊千慧)