台湾産パイン、日本市場での反応良好 スーパー「仕入れを3倍に」

【社会】 2021/03/06 19:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大

台湾産パイン、日本市場での反応良好 スーパー「仕入れを3倍に」

台湾産パイン、日本市場での反応良好 スーパー「仕入れを3倍に」

(東京中央社)中国から突如、輸入停止を通告された台湾産パイナップルを応援しようとする気運が、日本で高まっている。生まれて初めてパインを買ったという消費者も現れ、台湾産パインを取り扱う日本のスーパーマーケットの中には、確かな手応えを感じている所もあるようだ。

台湾産パインの主要輸出先で、昨年は輸出総量の9割強を占めた中国。先月26日、台湾産パインから害虫が検出されたとして、3月1日から輸入を止めると発表した。害虫問題は解決済みで、政治的な要因が大きいとみられる。これを受けて台湾では、パイン購入が呼び掛けられ、その流れがSNS(交流サイト)などを通して日本にも広まった。行政院(内閣)農業委員会は3日の時点で、日本から過去最高となる5000トンの受注が入ったと明かし、さらに追加注文も入る見通しを示した。

台湾産パインを販売するスーパーの一つ、ベルクスを運営するサンベルクス(東京都)の青果商品部第二課、小川能弘課長によると、台湾産は、フィリピン産より値段は高いものの、おいしくて芯まで食べられるので消費者の反応は良好。日本には、今回の“パイン騒動”で台湾を助けたいと思う人も多く、昨年よりも売れ行きが伸びるとし、今年は3倍の量を仕入れる計画だと明かした。

同店で販売されているのは、丸ごとのパインやカットパインで、皮をむき、果肉や芯に分けてパック詰めする作業を担当する女性職員も、台湾産の味に太鼓判を押す。芯がおいしく、「2本入りパックがよく売れる」という。

台湾産パインを購入した男性は、台湾が好きで、パイン騒動を知って買いに来たと説明し、生まれてから一度もパインを買ったことはなかったが、おいしかったらまた買いたいと話した。

(楊明珠/編集:塚越西穂)