訪台中の奈良美智さん、ロゴ入り帽子で友情表現 粋な気遣いに歓迎の声

【社会】 2021/03/06 16:24 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
展示作業に取り掛かる奈良美智さん(中央)=中華文化総会のフェイスブックから

展示作業に取り掛かる奈良美智さん(中央)=中華文化総会のフェイスブックから

(台北中央社)日本の画家、奈良美智さんの作品を集めた特別展が来週、北部・台北市で開幕するのを受け、主催の非政府組織(NGO)中華文化総会は5日、展示作業が進む現場の写真を公式フェイスブックに投稿した。奈良さんが日台の友情を示すロゴのバッジが付いた帽子を着用しているのに気付いたネットユーザーからは、歓迎の声が寄せられている。

奈良さんの個展が台湾で開かれるのは初めて。2020年に発表された新作「Miss Moonlight」が海外初公開されるほか、代表作「Fountain of Life」(2001 /2014)も展示される。奈良さんは同展に合わせ、先月中旬に訪台。14日の隔離期間を経て、準備に取り掛かっていた。

奈良さんの帽子に付いていたのは、東日本大震災から10年となるのに合わせ、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が日台の友好深化を願って作成した広報ロゴのバッジ。JAPANの「j」とTAIWAN の「t」を組み合わせて漢字の「人」に見立て、互いに寄り添う日台の関係を象徴している。中華文化総会の職員は中央社に、5日は奈良さんの作業が一段落する日で、帽子を見て「とてもうれしかった」と話した。フェイスブックのコメント欄には、「台日友好」「感動した」などの書き込みが寄せられた。

同展は国立台北芸術大学関渡美術館で今月12日から6月20日まで開催される。7月には高雄市立美術館(南部・高雄市)、11月には台南市美術館(同・台南市)での巡回展示が予定されている。

(葉冠吟/編集:塚越西穂)