台湾オペラの老舗劇団、人気コミックを舞台化 若年層の取り込みに意欲

【社会】 2021/03/05 14:06 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
記者会見に臨む孫翠鳳さん(左から3人目)ら「冥戦録」の出演者

記者会見に臨む孫翠鳳さん(左から3人目)ら「冥戦録」の出演者

(台中中央社)台湾の漫画家、韋宗成さんの人気作品「冥戦録」が、台湾の伝統芸能、歌仔戯(台湾オペラ)として舞台化された。中部・台中市で3日、台中公演に向けた記者会見が行われ、台湾オペラのトップスターで、同作にも出演する孫翠鳳さんが、「劇場に足を運んだことのない若い漫画・アニメファンを呼び込みたい」と意気込みを語った。

冥戦録は、大地震をきっかけに妖魔が出没するようになった台湾を舞台に、妖魔に対抗する特殊部隊のメンバーである主人公が、道教の神、媽祖と同じ名前の美少女「林黙娘」と共に事件を解決していく物語。日本でも、電子書籍配信サイトで日本語版が配信されている。

舞台化を手掛けたのは、日本統治時代の1929(昭和4)年に創立した台湾オペラの老舗劇団「明華園」。原作のエピソード「天妃現世」を改編した演目は、今年1月に台北市の台湾戯曲センターで初演された。

今回、特殊部隊の女性隊長を演じる孫さんは内容について、年下隊員との「年の差恋愛」が描かれたり、テクノポップやロックが使われたりする「台湾オペラの新しいスタイル」だと紹介。「漫画に親しんだ若い頃の感覚を呼び起こせる」と、年配客にも観劇を呼び掛けた。

台中国家歌劇院で20、21両日に上演される。

(郝雪卿/編集:塚越西穂)