(台北中央社)台湾の小中高では22日、新学期が始まった。新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が先月発生したのを受け、始業日が当初の予定から4日間繰り下げられた。台北市の吉林小の児童はこの日、自分たちで振り付けした「手洗いダンス」を披露。こまめな手洗いやマスク着用、検温、より多くの運動を呼び掛けた。
市は新学期開始を前に、各学校の消毒作業を完了させたほか、各学校の防疫物資を半年から1年分備蓄した。登校する児童や生徒には校門で検温を実施し、発熱状況を確認する。
台北市の黄珊珊副市長らは同日朝、吉林小を視察に訪れ、感染防止策の整備状況を確認した。
(陳昱婷/編集:名切千絵)