台湾で新たに1人国内感染=病院クラスター関連 新型コロナ

【社会】 2021/02/09 16:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
クラスターが発生した桃園市の病院

クラスターが発生した桃園市の病院

(台北中央社)中央感染症指揮センターは9日、台湾で新型コロナウイルスの感染者を新たに5人確認したと発表した。1人は北部・桃園市の病院のクラスター(感染者集団)関連で、残る4人は海外での行動歴がある輸入症例。台湾内の感染者は計933人になった。

クラスター関連の感染者は50代の台湾人女性。病院関連の感染者と接触歴があり、先月19日から在宅隔離を受けていた。隔離期間中に受けた5度の検査では陰性だったが、7日に発熱や鼻水が喉に落ちる症状が現れた。8日には症状が収まり、葬儀参列を目的とした外出を申請するために検査を受けた結果、陽性と判定された。

輸入症例の4人は20代から60代までの台湾人女性。米国やフランスから帰国した。このうち米国に滞在していた20代女性は昨年12月22日に帰国。再出国のため、今月6日に病院で検査を受けた。だが感染の有無が判定できず、7日に再検査をしたところ、陽性だった。症状は出ていない。血清抗体検査の結果は、早期に生成され短期間で消失するとされるIgM抗体が陰性、長期間残るIgG抗体は陽性だった。指揮センターは、米国で感染した可能性が高いとの見方を示している。残る3人はいずれも在宅検疫期間中に症状が現れ、検査の結果感染が判明した。

指揮センターは、クラスターが発生した病院の関係者や病院外での接触者らの検査が完了し、感染のリスクが低いと判断したとして、北部・台北市、新北市、桃園市の3市の病院を対象に実施していた面会停止の措置を9日までで終了すると発表した。10日からは定められた時間帯において、入院患者1人につき原則2 人までの面会が可能となる。

(編集:名切千絵)