(台北中央社)台湾の新世代作曲家、高愷怡(カイー・カオ)さんが日本の雅楽に用いられる管楽器、笙の独奏用に書き下ろした曲「霜降-笙独奏のための」が“笙のパガニーニ”と呼ばれる日本の笙演奏家、真鍋尚之さんの目に留まり、23日に横浜市で開かれる真鍋さんのリサイタルで初演奏される。
高さんは1984年中部・台中市生まれ。高校卒業後、オーストリアのフランツ・シューベルト音楽院やウィーン国立音楽大学に留学。2011年からはフランツ・シューベルト音楽院でピアノや作曲、音楽理論などを教える傍ら、国際的なプロジェクトやイベントなどにも積極的に参加している。
「霜降~」は、真鍋さんの公演に先駆けて昨年秋に企画された作品公募の応募作品。二十四節気をテーマにし、旋律やテンポの変化で秋の景色を表現した。公募では真鍋さんが厳選した3人の曲が入選し、高さんはこのうち唯一の外国人だった。
「雅楽×現代-真鍋尚之 笙リサイタル」は、横浜市磯子区民文化センター杉田劇場で開催される。
(趙静瑜/編集:塚越西穂)