世界医師会、台湾支持の決議をバージョンアップ 中国の反対退け可決

【社会】 2021/01/13 16:06 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾医師会の邱理事長=中華民国医師公会全国聯合会提供

台湾医師会の邱理事長=中華民国医師公会全国聯合会提供

(台北中央社)世界医師会(WMA)は12日、同会が2005年に採択した世界保健機関(WHO)や関連会議への台湾の参加を支持する決議文の修正案をオンライン形式で審議し、中国の反対を退けて賛成13、反対1で同案を可決した。

WMAは世界115カ国・地域の医師会が加盟する非政府組織(NGO)で、この日は、昨年10月に行われたコルドバ(スペイン)総会の再開セッションが行われた。修正動議は台湾医師会が提出したもので、過去の決議に、台湾の新型コロナウイルス対策の成果や、WHO参加が中国によって妨げられている現況を訴える文言を盛り込む内容となっている。

台湾医師会の理事長を務める与党・民進党の邱泰源(きゅうたいげん)立法委員(国会議員)によれば、これに反発した中国は、修正案を撤回し、2005年の決議も取り消すよう要求したが、賛同者がいなかったため、この議題については審議されなかったという。

邱氏は、昨年10月から今年初めにかけて、20カ国余りの医師会に支持を求める書簡を送るなどして準備を進めてきたと説明。可決されたのは、世界の医学界が、健康は政治の影響を受けるべきでないと認識していることや、台湾のコロナ対策が各国から高い評価を受けたことの表れだと喜びを示した。

(王揚宇/編集:塚越西穂)