第2次世界大戦時の遺跡発見、不発弾も メガソーラー開発中/台湾・屏東

【社会】 2020/12/03 13:23 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
屏東県郊外で見つかった第2次世界大戦時の軍事遺跡=同県政府提供

屏東県郊外で見つかった第2次世界大戦時の軍事遺跡=同県政府提供

(屏東中央社)南部・屏東県郊外で大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の開発中に第2次世界大戦時の軍事遺跡が見つかった。保存を訴えて活動する専門家や市民は先月末、同地で不発弾を次々に発見。行政に対応を求めている。

同県枋寮の山沿いにある新開村で、民間のエネルギー会社が私有地として103ヘクタールに及ぶ土地での太陽光発電施設の開発を申請。政府から許可を受け、一部の土地で工事を進めていた。

今年9月、岩が積み上げられた軍事遺跡が工事中に見つかり、エネルギー会社が県に通達。これを受け、専門家らからは保存を求める声が上がり、県議会議員も加わっての開発反対運動に発展した。先月には文化部(文化省)の代表が視察に訪れ、文化的な価値を有する箇所のリストアップなどで県に協力する姿勢を示していた。

県によれば、周辺一帯には現時点で64の遺跡が確認されており、同社が申請した土地の範囲内にあるのは17カ所。県の担当者は、文化的資産として認定されれば、該当箇所を避けて太陽光パネルを設置するよう業者に要請するとした。

(郭芷瑄/編集:楊千慧)