外国人女子大生殺害 警察が容疑者を逮捕 先月にも拉致未遂か/台湾

【社会】 2020/10/30 17:26 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
規制線が張られた拉致現場

規制線が張られた拉致現場

(台南中央社)台湾に留学していたマレーシア人女性(24)が今週半ばから行方不明となっていた事件で、警察は29日、南部・高雄市内の山道沿いで女性の遺体を発見し、容疑者の台湾人の男(28)を逮捕した。男は犯行を認めており、警察の事情聴取を終えた後、30日までに台湾橋頭地方検察署(地検)に送検された。

台南市政府警察局帰仁分局によると、女性が在籍した長栄大学が29日午後3時ごろ、女性と28日夜から連絡が取れなくなったと内政部(内務省)移民署に通報。これを受けて警察が、防犯カメラに映っていた女性の足跡を追ったところ、学校付近の道端に女性用の靴が片方落ちているのを発見した。付近に不審な車があったことも突き止め、位置情報を使って容疑者の居場所を特定した。

警察の調査では、2人が顔見知りでなかったことが判明している。容疑者は物陰に隠れ、一人歩きの女性を狙って首に縄をかけ、強引に車内に引きずり込んだとみられる。動機や女性の死因については、引き続き捜査が続けられる。

事件の発覚に伴い、同じ大学の女子大生が9月末、同じ場所で容疑者とみられる男に口や鼻を押さえつけられ、車に引きずり込まれそうになっていたことも明らかになった。女子大生に部屋を貸している大家が同月30日、警察に通報した。防犯カメラの映像には容疑者の車が映っていたが、諸事情で立件には至らなかったという。

この件について警察に尋問された容疑者は、過去にも女性を拉致しようとしたことを認めた上で、前回は素手でうまくいかなかったため、今回はロープを使ったが「うっかり殺してしまった」と供述したという。

(楊思瑞/編集:塚越西穂)