軍結婚式、同性カップルが初参加 レインボー旗を手に地位向上願う/台湾

【社会】 2020/10/30 15:21 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
王翊少校(右)と妻の孟酉玫さん

王翊少校(右)と妻の孟酉玫さん

(桃園中央社)陸軍の合同結婚式が30日、北部・桃園市の大漢駐屯地で行われ、同性カップル2組が初めて参加した。王翊少校(少佐)は同性のパートナーとともに性的少数者(LGBTなど)の象徴とされるレインボー旗を手に出席し、「より多くの人に同性愛者に目を向けてもらえれば。異性愛者と同じように、選んだ道は自分のもの」と述べ、性的少数者の地位向上への願いをにじませた。

台湾では昨年5月に同性婚が合法化された。これを受け、国防部(国防省)は同年から、軍が開催する合同結婚式の対象に同性カップルも含めた、だが、昨年は申し込みがあった3組の同性カップルがいずれも式を前に参加を取り止めていた。

この日の結婚式には王さんの両親も祝福に駆け付けた。王さんは「両親に向けられる目は私たちより厳しいと思う」と声を詰まらせ、両親に愛を伝えた上で、パートナーと手を取り合って末永く歩んでいけるよう願った。

王さんの母親は取材に対し、大切なのはLGBTとカミングアウトした人が安心して暮らせ、子供たちが幸せになることであり、それが家族の願いだと話した。

もう1組の同性カップルである兵士の陳瑩宣さんは、パートナーとお揃いのレインボーバングルを身に着けて参加した。合同結婚式参加にプレッシャーを感じたか聞かれると、「私たちの愛は異性愛と何も違わない」と述べ、「次回はもっと多くの同性カップルに参加してもらえれば」と語った。

陸軍司令部によれば、今年の陸軍合同結婚式には同性カップル2組を含む計188組が参加した。

(游凱翔、葉臻、林行健、劉方/編集:名切千絵)