台湾のTPP加盟申請 加藤官房長官「歓迎したい」

【政治】 2021/09/24 15:37 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
加藤勝信官房長官=共同通信社提供

加藤勝信官房長官=共同通信社提供

(台北中央社)台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)への加入を申請したことについて、加藤勝信官房長官は24日の記者会見で「わが国としては歓迎したい」と述べた。

加藤氏は台湾について「わが国にとって自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係を有する極めて重要なパートナーだ」と日本の立場を改めて示した。その上で「わが国としては戦略的観点、国民の理解も踏まえながら対応していく」とし、「(TPPの)高いレベルを完全に満たす用意ができているかどうか、しっかりと見極める必要がある」と述べた。

また、蔡英文(さいえいぶん)総統がTPP加入申請に関し「全てのルールを受け入れる用意がある」と表明したことに触れ、「肯定的に受け止めたい」とした。

中国が「一つの中国」を理由に台湾の加入に反対していることについては、TPPの協定上は新規加入の対象を「国または独立の関税地域」としていると説明。台湾の加入は「協定上、可能」との認識を示した。

台湾が輸入を禁止している福島など5県産食品の問題で、台湾側が日本と「向き合い、対処する必要がある」との姿勢を見せたことに対しては、「輸入規制撤廃は政府の重要な課題の一つ」だとし、「引き続き規制の早期撤廃を台湾側に求めていきたい」と語った。

(編集:名切千絵)