台湾のTPP加盟申請 日華懇・古屋会長「全力で支持」

【政治】 2021/09/24 12:40 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
台湾メディアの取材に応じる日華懇の古屋会長

台湾メディアの取材に応じる日華懇の古屋会長

(東京中央社)台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)への加入を申請したことを受けて、超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長は23日、取材に対し、台湾の加入を全力で支持する姿勢を示した。

日本と台湾の関係強化を目指す日華懇は今年3月の年度総会で可決した「2021年度基本方針」で、台湾のTPP加入への支持を表明していた。

古屋氏は、今後の交渉においては多くの条件が出され、話し合われると言及。台湾がTPPに加入する上で解決すべき問題の一つは、福島など5県産食品に対する輸入規制の問題だと指摘した。

台湾では、政府が日本からの支持を得る上で5県産食品の輸入解禁を交換条件とするのではないかとの見方が浮上している。これに対して古屋氏は「日本はこれを交換条件とは全く言っていない」と述べた上で、5県産食品の問題は交渉の過程に存在する問題の一つにすぎないと説明。台湾が科学的検査に基づいて輸入規制を解除することは、大多数の日本国民が求めているものだと言及し、台湾の真摯な対応に期待を寄せた。

中国も16日にTPPへの加入を申請したが、日本政府の態度は中国、台湾で全く異なる。茂木敏充外相は23日、台湾の加入申請に対しては「歓迎」を表明したが、中国に関しては「高いレベルを満たす用意ができているかしっかり見極める必要がある」との考えを示した。古屋氏は「日本と台湾は共通の価値観を共有する国家」だとし、茂木外相のほか、日本政府関係者も台湾の加入を明確に支持していることに触れた上で、台湾の加入支持が公式の見解だとの見方を示した。

(楊明珠/編集:名切千絵)