TPP加入なら経済成長「2%以上プラスに」=閣僚、メリット強調/台湾

【政治】 2021/09/23 18:30 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
国家発展委員会の龔主任委員(手前)

国家発展委員会の龔主任委員(手前)

(台北中央社)環太平洋経済連携協定(TPP)への正式な加盟申請に関する記者会見が23日開かれ、出席した国家発展委員会の龔明鑫(きょうめいきん)主任委員(閣僚)は、TPP加入による経済成長は2%以上のプラス成長を見込むとし、一部産業が影響を受けても、利点が欠点を上回るとの見解を示した。

同委はTPPへの加入申請に当たり、経済的なシミュレーションを実施。龔氏は中国以外に英国や韓国、タイ、インドネシア、フィリピンなどが加盟に意欲を示していることに触れ、これらの国が加入し、台湾が参加しなかった場合、経済成長は「0.5~0.6%減」の打撃を受ける可能性があると指摘。加入すれば「経済の効率性が上がるのは非常に明らかだ」と強調した。

一方で、加入すれば、農業や自動車部品などの産業に一定の影響をもたらすとみられるとも説明。これについて、農業委員会の陳吉仲(ちんきちちゅう)主任委員(閣僚)は、日本とベトナムが結ぶ経済連携協定(EPA)が参考になるとし、一部の農産品が関税をゼロとする措置の対象外になっていることなどに触れ、国内の産業保護に向け加盟国と交渉していく姿勢を示した。

王美花(おうびか)経済部長(経済相)は、影響を受ける可能性がある産業をリストアップし、産業に応じて対処していくと述べ、「この部分については適宜検討を重ねている」と話した。

(曽智怡/編集:楊千慧)