EU、台湾との関係強化を明記 インド太平洋戦略 外交部が歓迎

【政治】 2021/09/17 12:45 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
EUの旗=欧州委員会のフェイスブックから

EUの旗=欧州委員会のフェイスブックから

(ブリュッセル、台北中央社)欧州連合(EU)は16日、インド太平洋戦略を発表し、台湾と貿易、投資の面での関係深化を図る方針を明記した。外交部(外務省)は17日、報道資料で歓迎と感謝を示した上で、EUと台湾の2者間投資協定(BIA)締結に向け、影響評価など交渉前の準備作業に早急に着手するようEUに対して呼び掛けた。

EUは今回発表した文書で、台湾について複数回言及した。半導体サプライチェーン(供給網)の戦略的依存に対処するため、日本や韓国、台湾といったパートナーと共に協力する考えも示した。また、南シナ海や東シナ海、台湾海峡での力の誇示や緊張の高まりは欧州の安全保障や繁栄に直接的な影響を与える可能性があると指摘した。

今回の文書はEU外務理事会が今年4月に採択した「インド太平洋地域における協力のためのEU戦略」に基づき、欧州対外活動庁と欧州委員会が策定した。4月の文書には台湾への言及はなかったが、対外活動庁は中央社の取材に対し、EUと台湾は理念の近いパートナーだと強調し、複数の分野で交流を深めていく考えを示していた。特に、台湾はハイテク製品をリードする存在であることから、双方はサプライチェーンにおける協力の機会を摸索すべきだとしていた。

(唐佩君、鍾佑貞/編集:名切千絵)