高雄市、京都市と協定書締結 産業や観光などの分野で交流促進へ

【政治】 2021/09/10 15:29 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
協定書締結式に臨む(左から)日本台湾交流協会の加藤高雄事務所長、陳高雄市長ら

協定書締結式に臨む(左から)日本台湾交流協会の加藤高雄事務所長、陳高雄市長ら

(高雄中央社)南部・高雄市は10日、京都市と「高雄協定書」を締結した。産業や観光、文化、スポーツなどの分野で交流を促進し、台日の友好関係深化を図る。

陳其邁(ちんきまい)高雄市長と門川大作京都市長がリモート形式で協定書に調印した。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)や日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の加藤英次高雄事務所長らが立ち会った。

陳市長はあいさつで、両市の縁は約100年前にさかのぼると言及。1920年の改称時、「高雄」の名称が京都市右京区の「高雄山」から取られたことに触れ、双方の歴史において深い絆が結ばれたと述べた。高雄市側の調印式は、日本統治時代の高雄市役所を前身とする高雄市立歴史博物館で開かれた。

門川市長は、協定書締結によって両市の相互理解や発展が増進されることに期待を寄せた。今後は伝統芸能や文化、芸術、旅行、産業、教育などの幅広い分野での交流を推進していく考えを示した。

日本台湾交流協会は今年を「日台の友情を深める年」と位置付けている。高雄市はこれに呼応し、「日台友情×高雄」と題した関連イベントを実施し、9月を「日台友情マンス」と定めた。その一環として、高雄市立歴史博物館では10日、1930年代の日本と台湾間の旅の風景を紹介する特別展が始まった。同展は11月7日まで開かれる。

(蔡孟妤/編集:名切千絵)