振興券、10月上旬発行へ 1人5000元分、紙とデジタル選択可/台湾

【政治】 2021/08/26 18:41 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
ナイトマーケットで買い物をする人々

ナイトマーケットで買い物をする人々

(台北中央社)行政院(内閣)は26日、新型コロナウイルスの流行によって打撃を受けた経済を救済するため導入する振興券「五倍券」の発行を10月上旬に開始すると発表した。1人当たり5000台湾元(約2万円)分消費できる。紙製とデジタル版の選択が可能で、9月下旬に予約の受け付けを開始する。使用期限は来年4月30日までとする。

台湾では昨年、個人が1000元負担することで3000 元(約1万1800円)分の買い物ができる「三倍券」が発行された。今回は1000元の個人負担をなくし、政府が全額負担する。

来年4月30日までに生まれた中華民国(台湾)国籍を持つ人と、永久居留権(永住権)を有する外国人が受け取れる。紙製は専用サイトやコンビニのキオスク端末、中華郵政サイトなどで予約し、郵便局で受け取る。デジタル版は専用サイトのほか、クレジットカードや電子マネー業者を通じてひも付けを行う。

国家発展委員会の龔明鑫(きょうめいきん)主任委員(閣僚)は、三倍券の倍の経済効果が得られる可能性があるとの見方を示した。今回、新型コロナで最も打撃を受けたのは小規模商店だとし、これらの店での経済振興効果が期待される。

龔氏は、内需刺激のための策だとした上で、海外のインターネット通販業者を全て対象外とする方針を示した。国内のネット通販業者については、売り上げが一定額を超えている業者を対象外とし、今後、対象外業者のリストを公表する。

これ以外にも、スポーツ関連の消費ができる「動滋券」、飲食店や夜市で使用できる「好食券」、旅行会社で使える「国旅券」など8種の振興券計1300万枚を抽選で発行するという。

(賴于榛/編集:楊千慧)