福島原発の処理水、沖合1キロ放出へ 台湾原子力委「省庁またぎ監視」

【政治】 2021/08/26 13:07 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
福島第1原子力発電所=共同通信社提供

福島第1原子力発電所=共同通信社提供

(台北中央社)東京電力が25日、福島第1原子力発電所の処理水を沖合約1キロの海底から流す計画を発表したのに対し、行政院(内閣)原子能委員会(原子力委員会)は、部会(省庁)をまたいだプラットフォームをすでに組織したとし、各方面からモニタリングを続けていくとの方針を示した。

従来は沿岸に放出する案もあった。沖合への放出は、東京電力によると、原発の敷地内から海底トンネルを通して行われる。トンネルの設置工事を進め、2023年ごろに放出を開始するという。

同委は、放出するのが沿岸でも沖合でも、台湾への影響に大きな差はないとの見方を示した。部会をまたいだプラットフォームを通じ、渉外や調整、海域モニタリングの計画や実施、放射性物質のモニタリング、安全の評価や環境整備、漁業関係者の賠償請求などから総合的に対処し、台湾海域の安全と漁業関係者の権益を確保していくとした。

(曽智怡/編集:楊千慧)