金門砲戦から63年 蔡総統「堅実な国防でこそ国を守れる」/台湾

【政治】 2021/08/23 18:42 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
軍施設を視察する蔡英文総統(左)=総統府提供

軍施設を視察する蔡英文総統(左)=総統府提供

(台北中央社)人民解放軍が離島・金門島に砲撃を行った「金門砲戦」の勃発から63年を迎えた23日、蔡英文(さいえいぶん)総統は台北市の軍備局生産製造センターや空軍防空・ミサイル指揮部を視察した。蔡総統は「堅実な国防によってこそ国を守ることができる。堅実な国防には堅強な部隊が頼りだ」と述べ、軍人を激励した。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、金門訪問は控えた。

金門砲戦は1958年8月23日、人民解放軍が金門に砲撃を行ったことを皮切りに始まり、「八二三砲戦」とも呼ばれる。数多くの砲弾が金門島に降り注ぎ、兵士のほか民間人も犠牲になった。

蔡総統はあいさつで、金門砲戦で台湾の人々は軍民一丸となって前線を守り、自衛の決意を世界に示したと言及。「国民が団結し、国家が一体になることこそが『八二三』の精神」だと強調した。

金門の太武山公墓ではこの日午前、追悼式典が開かれ、陸軍の徐衍璞司令ら幹部が出席した。線香をあげるほか、献花や黙とうなどを行い、英霊に祈りをささげた。

(編集:名切千絵)