李登輝氏死去1年を記念した特別展開幕 蔡総統、台湾民主化の功労たたえる

【政治】 2021/07/30 18:04 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
特別展「関鍵1991:李登輝与台湾民主元年」の開幕式であいさつする蔡総統=総統府提供

特別展「関鍵1991:李登輝与台湾民主元年」の開幕式であいさつする蔡総統=総統府提供

(台北中央社)台湾民主化の父と呼ばれた李登輝(りとうき)元総統の逝去から1年を迎えた30日、台湾の民主化元年とされる1991年にスポットを当てた特別展が台北市中正区の歴史研究機関、国史館で始まった。この日午後に開かれた開幕式に出席した蔡英文(さいえいぶん)総統はあいさつで、李氏が政権を握った時代に台湾は立憲民主主義への道を歩み始めたと述べ、李氏の功労をたたえた。

蔡総統は、特別展の主軸となる1991年に李氏が動員戡乱時期臨時条款の廃止を宣言し、多くの改革を行ったからこそ、台湾は一連の民主主義改革を始動させることができたと言及。この展示を通じ、李氏がいかにして台湾の民主化を進めたのかについて理解を深めてほしいと呼び掛けた。

特別展「関鍵1991:李登輝与台湾民主元年」は1990年前後の国際情勢から、台湾民主化のきっかけとなった1990年の野百合学生運動、1991年の複数の社会運動までを振り返り、台湾の民主化の道のりを紹介している。また、李氏が1988年の総統就任式で着用したスーツや李氏の執務机、老眼鏡、拡大鏡なども展示されている。

一般入場は8月2日から開始する。事前予約制で、国史館の公式サイトやフェイスブックで申し込みを受け付けている。

(温貴香/編集:名切千絵)