水不足緩和 政府、干ばつ対策から水害防止に方針転換/台湾

【政治】 2021/06/23 19:08 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
南部・嘉義県の曽文ダム=南区水資源局提供

南部・嘉義県の曽文ダム=南区水資源局提供

(台北中央社)干害中央災害対策センターの指揮官を務める王美花(おうびか)経済部長(経済相)は22日、梅雨で各地のダムの貯水量が増えたことを受け、干ばつ対策から水害防止に重点を切り替える方針を示した。台湾は歴史的な水不足に見舞われていたが、先月末から梅雨前線の影響で雨が降り注ぎ、一部では道路冠水などの被害が見られた。

同センターは22日、会議を招集。水不足の警戒信号について、桃園市、新竹県、新竹市、苗栗県を「黄」(減圧給水)、嘉義県、嘉義市、台南市を「緑」(やや不足)、彰化県南部、雲林県を「青」(正常)に切り替え、制限を緩和した。これで台湾全土22県市中、12県市が「青」となった。

各地でダムの水位が上昇したものの、中部の主要ダムは他地域より低水準にとどまり、台中市と彰化県北部は警戒信号が「オレンジ」(減量給水)のままとされた。水利署は、安定した給水ができるよう、降水量やダムの水位の変化に細心の注意を払う方針を示した。

(曽智怡/編集:楊千慧)