国民党市議の「ワクチンこじき」発言 政府が反論「不適切」/台湾

【政治】 2021/06/22 18:22 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
米提供のコロナワクチンが20日台湾に到着した

米提供のコロナワクチンが20日台湾に到着した

(台北中央社)野党・国民党の羅智強台北市議が台湾を「ワクチンこじき」と形容したことに対し、行政院(内閣)の羅秉成(らへいせい)報道官は22日、相手方の善意を「施し」と見なすことは「好ましくなく、不適切だ」と反論した。

羅市議は20日、自身のフェイスブックで、鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘氏が先月、独ビオンテックから新型コロナウイルスワクチン500万回分を購入すると発表したからこそ、蔡英文(さいえいぶん)総統は「こじきのようになり、ワクチンで蔡政権を救うよう米国に求めることを余儀なくされた」と指摘。与党・民進党がいくら米国に感謝を表明しても「台湾がワクチンこじきにまで落ちぶれた現状を変えることはできない」と主張した。

羅報道官は、長期的に友好関係にある米国と日本が緊急用に恵みの雨のようなワクチンを台湾に届けたことは対等な友好的態度に基づくものであり、いずれも善意で、台湾は非常に感謝していると言及。このような助け合いは、台湾が昨年、マスクの供給に余裕がある際に友好国を支援したのと同じだと述べた。

台湾には今月4日、日本から提供された英アストラゼネカ製ワクチン約124万回分が到着。20日には米国が提供した米モデルナ製ワクチン250万回分が届いた。

(頼于榛、林育瑄/編集:名切千絵)