カナダ下院議員、台湾との関係強化に向けた法案を提出 第1審議を通過

【政治】 2021/06/18 14:07 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
カナダ下院のクーパー議員=本人のフェイスブックから

カナダ下院のクーパー議員=本人のフェイスブックから

(トロント中央社)カナダ下院で17日、カナダと台湾の関係強化に向けた法案が第1読会を通過した。法案は保守党のマイケル・クーパー議員が提出した。9月に議会が再開された後、次の段階の審議に進む見通し。

クーパー氏が提出した「カナダ・台湾関係枠組み法案」(通称)には、中華民国(台湾)の駐カナダ大使館に相当する駐カナダ台北経済文化代表処の名称を「台湾代表処」に変更することを認めるほか、「インド太平洋地域の平和と安定がカナダの政治や安全保障、経済的利益に合致する」「いかなる非平和的手段、ボイコット、禁輸によって台湾の未来を決定しようとするいかなる試みをもインド太平洋地域の平和と安全への脅威であり、カナダにとっての重大な懸念と見なす」といった政策の宣言などの内容が盛り込まれた。

クーパー氏は法案提出後の記者会見で、台湾は活気に満ちた民主主義国家だと紹介。カナダにとっては主要な貿易相手先の一つであり、双方の人々の間には密接な結び付きがあるほか、価値観を共有しているとし、経済、文化、法律などに関して双方の人々の関係を強化するための明確な枠組みの構築が必要だと指摘した。

また、中国からの反発への懸念について聞かれると、カナダでの同法案提出は、中国の反応とは無関係だとし、「台湾は非常に大切だ。カナダは台湾との関係を強化すべきだ」と訴えた。

(胡玉立/編集:名切千絵)