海外メディアが加藤官房長官の発言を曲解 外交部が「遺憾」表明/台湾

【政治】 2021/06/12 13:17 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
海外メディアが加藤官房長官の発言を曲解 外交部が「遺憾」表明/台湾

海外メディアが加藤官房長官の発言を曲解 外交部が「遺憾」表明/台湾

(台北中央社)日本の加藤勝信官房長官が、「日台関係は一国二制度に基づく」と述べたと一部の海外メディアが報じたのを受け、外交部(外務省)は11日、報道資料を通じて「拡大解釈かつ曲解」と反発し、「遺憾」を表明した。

加藤氏は同日の記者会見で、台湾に関する日本の立場は「1972年の日中共同声明にある通り」とした上で、「台湾との関係を非政府間の実務関係として維持するとのわが国の基本的立場に何ら変更はない」と述べた。

同部は、加藤氏は「一国二制度」という言葉を使っていないと指摘した上で、中華人民共和国が1949年の成立以来、一日たりとも台湾を統治したことがないのは紛れもない事実で、中国が一方的に主張する「一つの中国」原則は虚構に過ぎず、直接選挙によって誕生した政府のみが国際社会で台湾の人々を代表できると強調した。

また、日本政府はこれまで、台湾は、自由、民主主義、法の支配、人権などの基本的価値を共有する、重要なパートナーであり、密接な友人だとする姿勢を重ねて表明しているとし、台湾への新型コロナウイルスワクチン提供や、台湾の国際機関参加支持などを通じた支援に「心からの感謝」を改めて表明。今後も既存の基礎に基づく友好関係を深化させたいと期待を示した。

(鍾佑貞/編集:塚越西穂)