「台湾の国際機関参加を支持」=仏外相が改めて表明

【政治】 2021/06/09 12:52 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
親台派のゴルチエ仏議員(中央手前)=国民議会の公式ウェブサイトから

親台派のゴルチエ仏議員(中央手前)=国民議会の公式ウェブサイトから

(パリ中央社)フランスのルドリアン外相は7日、台湾が今年の世界保健機関(WHO)総会に参加できなかったことについて「深い遺憾」を表明するとともに、台湾の国際機関参加を支持するフランスの姿勢を改めて強調した。

台湾は、中国との関係が改善した2009年から8年連続でWHO総会にオブザーバー参加していたが、蔡英文(さいえいぶん)政権発足で態度を翻した中国の妨害により、17年以降は参加できていない。今年も招待状は届かず、総会は5月31日に閉幕した。

フランスの国民議会(下院)では7日、台湾をめぐる口頭質問が行われ、親台派のゴルチエ議員が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に見舞われる中、台湾がWHO総会に招かれなかったことを問題視し、政府の立場表明を求めた。

ルドリアン氏は、フランスは1964年に中華人民共和国を中国の代表として承認して以来、台湾とは外交関係を持たないと前置きした上で、台湾の国際機関参加について、「参加条件を満たし、台湾の加入が国際社会に有益であれば支持する」と述べた。また、「台湾は過去にもWHO総会に参加していたし、世界貿易機関(WTO)にも問題なく参加できている」との認識も示した。

国民議会で台湾の議題が取り上げられたのは1996 年台湾海峡危機以来3度目。2度目は台湾のWHO総会参加について話し合われた2020年2月だった。

(曽婷瑄/編集:塚越西穂)