米ワクチン外交、詳細は調整中=駐台代表「台湾と協議続ける」

【政治】 2021/05/26 18:09 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
退任の演説を行うクリステンセンAIT台北事務所所長=AITの公式フェイスブックから

退任の演説を行うクリステンセンAIT台北事務所所長=AITの公式フェイスブックから

(台北中央社)米国が新型コロナウイルスワクチンを無償提供する国・地域に台湾が含まれるか否かについて、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のクリステンセン台北事務所所長(大使に相当)は26日、詳細は「調整中」と明言を避けた一方で、台湾との協議を続行する姿勢を示した。

2018年8月に就任し、今夏に任期満了を迎えるクリステンセン氏はこの日、AITの公式フェイスブックを通じて退任のスピーチをライブ配信し、メディアからの質問も受け付けた。

バイデン米大統領は今月中旬、少なくとも2000万回分のワクチンを6月末までに海外に提供すると発表しており、台湾は提供を受けたいとする意向を米側に伝えている。報道陣がその分配方法や提供先などに強い関心を示したのを受け、クリステンセン氏はまず、台湾はコロナ対策で優れた成果を上げたことや、感染者数が「世界中で最も少ない地域の一つ」であることを称賛し、「今回の国内感染を抑制できると信じている」と激励した。

その上で、米政府はワクチン提供先の感染者数や医療キャパシティー、ワクチン接種率など、さまざまな要素を考慮しなければならないと強調。台湾については、ベセラ厚生長官と陳時中(ちんじちゅう)衛生福利部長(保健相)が先週、オンライン会談でワクチンについて話し合ったとし、今後も各レベル間で密接な交渉を行っていきたいとした。

(鍾佑貞/編集:塚越西穂)