WHO独立委員会、「中国台湾」と呼称 外交部が厳重抗議

【政治】 2021/05/24 17:18 文字サイズ: 字級縮小 字級放大
WHO独立委員会、「中国台湾」と呼称 外交部が厳重抗議

WHO独立委員会、「中国台湾」と呼称 外交部が厳重抗議

(台北中央社)外交部(外務省)は24日、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスへの世界の対応を評価するために立ち上げた独立委員会が報告書で、台湾を「中国台湾」と呼称していたとして「遺憾と不満」を表明した。駐ジュネーブ弁事処(領事館に相当)が連絡ルートを通じて厳重な抗議を表明し、台湾の国名に対する不当な呼称を訂正するよう求めたとしている。

第74回WHO総会が24日に開幕するのに伴い、パンデミック(世界的な大流行)の事前準備および対応に関する独立委員会(IPPR)が公表した報告書に注目が集まっている。報告書の中で同委は、台湾が新型コロナの発生初期に国際保健規則(IHR)を通じたメールでWHOに連絡を取り、さらなる情報の提供を求めていたことに言及した一方で、「Taiwan, China」(中国台湾)と不当な呼称を使用した。

外交部は「台湾は独立した主権を持つ自由民主主義国家であり、国際社会で台湾の国民を代表する民選の政府を有する。台湾の人々は自由や民主主義、人権を享受しており、中華人民共和国の一部でなく、中国政府の統治を受けたことはない。これは否定できない事実であり、海峡両岸の長年の現状だ」と強調した。

外交部はIPPRに対し、公正、独立の初心を堅持し、不当な政治的干渉を取り払うよう求め、専門性をもって貢献する台湾の意向と実力を正視してこそ、世界のコロナ対応を改善するという共通の目標に寄与することができると訴えた。また、WHOに対し、WHO関連の仕組みや会議、活動に台湾を組み入れるよう改めて厳正に呼び掛けた。

(游凱翔/編集:名切千絵)